「写真作品創作塾」11回目。「濃度および色彩指定」
国際文化カレッジ「写真作品創作塾」。11回目の提出を行いました。
提出した写真と添削結果を記録していきます。
2015.04.07 提出。
2015.04.21 返却。
単元11 提出した写真と添削結果
イ. 桜花爛漫
選んだ演習テーマ:演習8
評価: A+
講評
真っ青な空を背景に満開の桜の大木を大きく取り入れての撮影で
その美しさを上手く表現できています。
始めのプリントでは、PLフィルターの利用により
青さの強調ができていましたが
補正後のプリントでは花のピンク色を強調するための色補正で
その青さが少なくなったのですが、
狙いは桜にあるので考えは良いです。
背景の建物、コンクリート塀がピンク色になり
色補正が強すぎるようです。
斜めにすることで変化を出せていますが
右下の枝の影がうるさく感じます。
下部をカットすると良いでしょう。
課題選択が全体へのピント合わせですが
シャープさに不足感があります。
ロ. 蕾ダイアモンド!
選んだ演習テーマ:演習6
評価: A+
講評
蕾から垂れた雫の透明感が美しく撮影されています。
クローズアップにして後方はぼかしたことが良かったです。
120mmレンズの使用、絞りを開けることが良かったです。
題名どおりのダイアモンドの輝きを表現できていて素晴らしいです。
補正後のプリントはやや大きくして濃度もますことその様子、
キラキラ感を効果的に見せることができて良いです。
右後方の黄色の花、左上後方がややうるさく感じるので
撮影位置、角度をさらに検討したいです。
ハ. 家康の城下にて、春を謳歌
選んだ演習テーマ:演習1
評価: A-
講評
浜松城公園で桜が満開で花見の人々、
家康像を取り入れて公園の様子が表現できていて
狙いの状況説明が良くできています。
後方にビルも取り入れて浜松の様子を表現していますが
ビルが傾いているのが惜しいです。
また補正後のプリントは色補正が強すぎて空までもがピンク色ですが
雰囲気描写、気持ち描写と考えれば面白い表現です。
濃度をやや薄くしたのは全体描写に良かったです。
右下の青いシートが目に飛び込んで邪魔ですね。
総合評価: A+
全体講評
あなたさまは単元11の演習課題に従って縦横の検討、
クローズアップ、全体へのピント合わせを良く考えてあり
夫々が上手な作品作りをされています。
(イ)は意図的に斜めにすることで狙いの花の強調ができています。
(ロ)はクローズアップすることで水滴の透明感、
美しさの表現が良かったです。
(ハ)は全体へのピント合わせ(パンフォーカス)を考えて
F11に設定しての撮影は夫々の狙いの表現がよく出来ていました。
(イ、ハ)の色補正の狙いは良く判るのですが
押さえぎみでも良かったのではないかと感じました。
(ハ)は拝見してすぐに判る程度の傾きがあるので
こういうビル群、風景写真、花、静物などの
被写体が動かないものでは
意図的な表現での傾き以外はきっちりと撮影しましょう。
(ハ)はPLフィルターを使用されていますが、
逆光、曇り日では効果が少ないことを承知して
必要性を考慮ください。
今回の再プリントはサービスサイズの機械焼き前提ですから
全体の濃度、色の補正はできても
細かい部分調整は実質出来ません。
フォトコンテストに応募されるような大サイズでの色、
濃度変更などの対応の学習と考えて
次々回の終了作品の六つ切りで応用してみましょう。
今回も、ありがとうございました。
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